つなぐ通信 Vol.18
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アプルール秦野の庭にはピザ窯もあって、第3月曜日はピザの日。ピザを作る日は必ずボランティアの方が手伝いにきてくれます(写真左)。ピザ窯担当はスタッフの内山弘康さん(写真左端)。おいしそうにピザを頬張っている写真上の高谷安子さん・和子さん姉妹。97歳のお母様もここに入居しています。ビーグル犬のソフィーちゃんと一緒に入居した久保田博さん。「ソフィーと一緒にベッドで寝る生活を続けられて、こんなうれしいことはないよ」。機能訓練も兼ねて愛犬の散歩もしていますが、体調が悪ければトレーナーが散歩の世話もしてくれます。data介護付き有料老人ホームアプルール秦野〒259-1306 神奈川県秦野市戸川130-1Tel.0463-75-6111http://apprule.jp/hadano/子ども食堂で子どもたちと遊び、語る庭の一画にあるミニ畑は入居者の大河原さんが手入れしている。空豆やミニトマトを栽培中。大切にしています。人それぞれの食事や飲み物のこだわりを大事にし、料理をつくりたい、家庭菜園をしたいという「やりたいこと」や「やりたかったこと」も実現できるようにしています。 そのひとつが愛犬とともに暮らすこと。ほかにも、ホームの一区画で野菜を作っている人、地域の行事に参加する人、コンサートに行く人、料理を手伝ったり、洗濯物をたたんだりするボランティアをする人もいます。ホーム全体が大家族のように、それぞれが個別に楽しむときもあれば、いっしょに楽しむときもある暮らしなのです。 そしてアプルール秦野は来客が多いホームでもあります。私たちが訪れた日のようにピザを焼くときには、入居者のご家族やご近所の方々がボランティアとしてピザの生地を作ったり、ピザ窯で焼いてくれます。ホーム長の加藤さんがもともと料理が得意で、最初は調理スタッフとして働いていたこともあって、アプルール秦野はピザだけでなく、日々の食事もとてもおいしいのです。 音楽会やフラダンス、詩吟などのボランティアによる講習会も月8回も開かれ、入居者とボランティアの方々との交流も頻繁に行われています。 また、月1回は「わんこタッチ食堂」と題して、地域のみなさんに食堂を開放して、ホーム犬とふれあえる子ども食堂を開いています。地域の子どもたちに、大家族の一員としての食卓を届け、入居者と語らったり、ホーム犬とのふれあいも楽しんでもらっています。 入居者のご家族も、近所の子どもたちも、ワンちゃんと遊べるのを楽しみにしてホームを訪れたりもするそうです。「お客様があると、シニア様たちは心も体もシャキッとするものです。特に子どもたちとの交流は元気になります」(加藤さん) シニアホームの穏やかな暮らしは心地よいものですが、ときとして静かすぎてしまうこともあります。アプルール秦野は、愛犬たちを中心におしゃべりがはずみ、ボランティアなど多くの人がホームの行事に参加をし、子どもたちもたくさんやってきます。施設に合わせて人がいるのではなく、人に合わせて施設がある―そんな普通の暮らしの豊かな時間がここにはありました。オージーウエルネスは施設の〝元気〞を応援しています!35TSU NA GU TSUSHIN

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