つなぐ通信 Vol.18
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地元の人間だからできるものづくりや町づくりがある「僕の職歴は真っ黒け。今はリノベーションや大工もできる家具屋かな(笑)」 小松和久さん(45歳)は、さまざまな現場を経験し、手に職をつけてきた家具・空間デザイナー。印刷会社に始まり、店舗設計のデザイン事務所でアパレルの内装をいくつも手がけました。しかし、2〜3年で取り壊されていく業界の仕組みに疑問を感じ、もっと愛着を持って使ってもらうものづくりをしたいと「家具」へ方向転換。職業訓練校で木工や溶接の技術を学び、2009年に町田中野上町はものづくり地区として再生できると思うんです小松和久CASE GROUND byKazuhisa Komatsu家具・空間デザイナーリノベーションの小野路でオリジナルデザインの家具ブランドを設立しました。 その後三鷹に移り、2017年に八王子の中野上町にコンセプトショップ「CASE GROUND(ケースグラウンド)」を構えたのです。実は小松さんは生まれも育ちも中野上町。この地に還ってきたのは、2年前にこの地に空き工場をリノベーションして拠点を構えた「WALDEN」と「MICHIO OKAMOTO WAREHOUSE」の存在が大きかったといいます。業界で名の知られている家具の2店舗に自分が加わったら、この地区をもっと面白くすることができるのではないか・・・おのじ21TSU NA GU TSUSHIN

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