つなぐ通信 Vol.18
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 「つくるのいえ」のプレオープンイベントでは、岡山から「浦上染料店」の浦上俊二さん、倉敷帆布メーカー「タケヤリ」の大岡千鶴さん、刺繍レースの企画・販売の「音の絵」の間野菜々江さんが参加。さらに刺繍レース工場「丸山刺繍」、高度な綿織物の「石井織物工場」の生地と東京のデザイナーがコラボ「つくるのいえ」とコラボした帆布とデニムの岡山・児島地域と刺繍レースメーカーを訪ねて再生 循環product area産地後世まで残したいが採算の問題で子供に導きができないんです石井八重藏さん、明治32年創業の3代目。祖父は真田紐や小倉織を、父は学生服や作業着用のギャバジンを織ってきた。今は介護用ベッドカバーにも使われているギャバジンと、病院の白衣用のタッサーを織る。この2種類にこだわり、しかも糸に糊付けをしないで織る凄い技術を持っている。しっとり柔らかな生地なのですぐ使用できる。糊付けしないのは経費節約のためで、織機の部品も作り、修理は全て自分でやる。失敗からしか技術は身につかないという信念を持つが、この仕事は採算が難しく息子には継がせられないという。石井織物工場〒711-0903 岡山県倉敷市児島田の口2883 Tel.086-477-7311赤磐市瀬戸大橋児島市街地岡山市倉敷市岡山の案内はこれは命かけた歴史と技術を誇りに思う岡山産地の人の温かさに感動したり、岡山のデニムで起業した「EVERY DENIM」の山脇耀平さんも参加しました。「岡山産地に行けたらいいね・・・」  そんな思いが通じたのか。まさかの岡山取材が急遽実現。場所は帆布やデニム産地で知られる児島地域。羽田から早朝の飛行機で9時20分には岡山空港に到着したのでした。 空港には「音の絵」の分島英二さんが出迎えてくれました。車中で児島のおまかせください!ものづくりですよ10TSU NA GU TSUSHIN

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