つなぐ通信 vol.07 2014秋号
33/40

敷地内のグランドで盛大に行われた納涼祭。櫓を建てて、地元ボランティアの踊りの方々が参加。屋台も8台ほど出て、本格的な盆踊りとなり、皆で盛り上がった。 ※写真提供:多摩の里 むさしの園ひ孫さんやご家族の写真がずらり。日当りのよい居室は、住まう人が思い思いに飾れるようになっている。カレンダーはご家族からのプレゼント。ユニット部主任の横山純一さんは今年で入社9年目。今は介護の技術を磨きつつ、ケアマネージャーの資格の取得を目指している。バイクや車が好きな小1のパパ。大きなシャンデリアと吹き抜けが印象的なエントランスホール。和と洋がさりげなく調和し、開放感がたっぷり。ここで寛ぐ入居者も多い。社会福祉法人 園盛会介護老人福祉施設多摩の里 むさしの園東京都羽村市五ノ神362TEL.042-555-8151http://www.musashinoen.net/data毎日少しでも会話積み重ねが信頼関係につながる33TSU NA GU TSUSHIN 写真=貝塚 純一 文=三浦 真紀「とても大変でしたが、達成感がありました。今では毎年参加しています」と、自ら先導して、スタッフのやる気アップに努めています。 介護の最前線、ユニット部主任の横山純一さんは入居者の好き嫌いをきちんと把握し、相手に合わせて会話することを心掛けているそう。毎日の5分10分の会話の積み重ねが、良い人間関係につながるといいます。「106歳の寝たきりの方がご入居なさったのですが、最初は車椅子に乗ってもうずくまって動かず、食も少なくて。それでも毎日コツコツ働きかけることにより、ご自分で車椅子をこげるまでになりました。積み重ねの大事さ、そして人間の可能性はやる気ひとつで変わると実感しました」 介護は辛い仕事だと思われがちですが横山さんは毎日が楽しい、とも。「皆さんとやりとりするのが好きなんです。ご自分の身体が動かなくなってきて辛い時もあるでしょうが、笑う門には福来る!僕が盛り上げることで少しでも笑っていただけると、僕も幸せになれるんですよ」

元のページ 

page 33

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です