つなぐ通信 vol.07 2014秋号
19/40

19TSU NA GU TSUSHIN 百年ブランドの『亀の子束子3号』(※長さ14cm)を5名様にプレゼント。 応募方法は37ページをご覧ください。PRESENT本社エントランス前に勢揃いしてくれた従業員のみなさん。前列右端は実演を見せてくださった工場長の関谷薫さん、隣りが広報の石井淑子さん。左/『白いたわし』は安全な過酸化水素水で漂白したホワイトパーム(左)と色白で柔らかなサイザル麻(右)の2種類がある。少々の油汚れは洗剤不要。右/ボディ用のタワシも種類が多い。左/社長室には亀の子束子のお宝が。大正から昭和30年代半ば頃までのパッケージは、紙を折り込んで立体的にしたもの。右/当時のポスターを印刷した紙袋もいい味を出している。『サトオさん』という具合です。運動靴を洗う柄のついたタワシの『ジャンプ』は、40年以上のロングセラー。画期的なスポンジも開発しました。『スポンジたわし極〆』は、抗菌効果のある銅イオンを表面に含ませたもの。研磨剤は使用せずスポンジに張りとかたさを持たせているので、食器を傷つけずに汚れを落とすことができ、しかも泡切れもいいのです。 7月にテレビで紹介されたことでブレイクしているのが『白いたわし』。コラムニストの石黒智子さんと共同開発したもので、タワシの良さは認めてもご自身の〝白いキッチン〞に亀の子束子は合わないと言われたことに奮起したもの。乾きやすいようにとベーグルのような穴のあいた丸い形にしました。柔らかな白いサイザル麻と、ヤシ繊維を過酸化水素水で脱色したホワイトパームの2種類。この愛らしさが人気を呼んでいます。「サイザル麻は、水に浸けるととても柔らかくなるんです。パームタワシは繊維の1本1本がかたく〝点〞で洗うのでザルなどに向いています。スポンジは〝面〞で洗うのでお皿などがいいのです。サイザル麻は、そのいいとこ取りですね(笑)」と、石井さん。「伝統的な商品を守っていかなければならないが、とらわれないものづくりも必要。タワシの可能性はまだまだあると思う。タワシの文化を世界に発信し、世界で唯一のタワシ屋にならなければならないと思っているんです」社長の思いは次の100年へと向かいます。えきわめ●株式会社 亀の子束子西尾商店 東京都北区滝野川6-14-8 ☎03-3916-3231http://www.kamenoko-tawashi.co.jp

元のページ 

page 19

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です