つなぐ通信 vol.05 2014春号
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32TSU NA GU TSUSHIN 右/看護師の中重ふみ子さん。病院勤務の後、このホームに来て1年半。「反応が早いのがやり甲斐。医療だけでなく、普段の生活の中で深いお付き合いできるのがいいですね」。中上/リハビリ室で歩行訓練。中下/ホームには笑いが絶えない。現在、入居者の平均年齢は87.2歳。左/柔道整体師の宮下健さん。にこやかな笑顔でリハビリ中の入居者を励ましている。90歳代の女性の居室。リビングとベッドルームが別れていて、広く明るい。ご家族が来ると、このリビングで一緒に食事することも。お孫さんの可愛い写真が飾られている。外光が取り入れられ、広々とした機械浴のお風呂。「医療機関と連携し、骨密度を上げるなど適した薬の指導を受けながら、ケアさせていただきます。筋肉や骨の部分は理学スタッフが担当、歩く練習は介護スタッフも携わるなど、整形外科医の指導の元、個別のリハビリプログラムを作り、目標を共有していきます」 リハビリは専門のスタッフが常駐し、週5回ひとり20〜30分程度。リハビリに大切なのは、施術時間内だけでなく、その時間に合わせてどれだけモチベーションをあげられるか、前向きな気持ちになれるかが鍵とか。「全スタッフがご入居者の日々の様子を意識し、『さっきリハビリ頑張っていたね』『いい感じで歩けるようになってきたね』と声かけをすることで、気持ちの持ち方が変わるもの。スタッフが成果に気付けることが大切ですね」 もうひとつ、医療目的の入居でも心強い味方です。「24時間看護師を配置し、退院許可がおりている方は、急性期の方でも基本的にケアできます。常駐の医師がいるわけではありませんが、入院施設のある病院と提携し、日頃から往診していただきます。救急車を呼んだ時点ですでに入院施設のある病院から医師が往診

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