つなぐ通信 vol.04 2013冬号
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32TSU NA GU TSUSHIN この日のレクリエーションは椅子健康体操。週に1~2回、セントラルスポーツから専門のトレーナーが来て指導している。他、ヨガや音楽セラピー、脳トレ、書道、美容など多彩なプログラムがある。左/入居者の平均年齢は約83歳で男女比は半々。館内のあちこちで、スタッフと楽しそうにお喋りする入居者の姿が。右/ホーム長の鞆田さんはどこへ行っても人気者。まるで家族のように入居者と接している。機能訓練スペース。理学療法士がつき、ひとりひとりに合わせた機能訓練をする。 このホームは機能訓練、認知症、ターミナルケアの3つを柱として、目的別に居室が分かれています。「3階は機能訓練。理学療法士が入り、日々機能訓練に取り組んでいます。機能回復を目指す方だけでなく、運動機能を低下させずに、今の機能を保ちたいという方も多いですね。理学療法士と按摩の資格を持ったスタッフの2人が組んで担当。身体評価をしながら、個人個人に合わせた機能訓練をしています」 2階は認知症専門フロア。認知症はケアが難しい分野のひとつですが、どのような取り組みをしているのでしょうか。「ケアスタッフが認知症ケア指導管理士の試験を受けるなどして、理解を深めています。一番心がけていることは、入居者の方がどんな人生を送られてきたのか、どういうものがお好きでどんな生活をしていらっしゃったのかを知った上でケアをすること。パーソンセンタードケアという考え方に基づいて、その方のライフスタイルを重視し、不安にさせないケアを目指しています。事前調査からいろんな情報は入りますが、やはり生活を共にしてわかることが多く、ケアスタッフが連携をとり、全員でその方のことを理解していくよう努めています」

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