つなぐ通信 vol.04 2013冬号
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30TSU NA GU TSUSHIN 上/地域交流スペースで寛ぐ入所者たち。図書館のように本がたくさんあり、寛げる椅子が用意されている。下/檜の香りが心地よい足湯。身体がぽかぽかと温まり、リフレッシュできる。ホール中央にある、ガラス張りのオープンキッチン。今日の食事は何かな?と眺めているだけでも楽しい。スタッフの制服はピンストライプのシャツと、カフェ店員のようにおしゃれ。社会福祉法人 草加福祉会特別養護老人ホーム マナーハウス横山台神奈川県相模原市中央区横山台1-28-3TEL.042-759-5122http://soukafukushikai.jpdata常勤の医師をはじめ、医療、防災、エコと充実 またユニークなのが、お風呂の他に足湯があること。眺望のよい5階にあり、木曽檜の香りに癒されながら、足湯に浸るひととき。なんとも幸せで贅沢です! 医療面でもこのホームは充実しています。何より、常勤の医師がいるのは心強いところ。取材に伺った日も、医師が談笑しつつ、入所者ひとりひとりの元を回っていました。 居室の2割には酸素や吸引のための医療ガス機器が壁に埋め込みで設置されています。また全館に調湿換気システムを導入。特に冬は湿度が下がり、感染症が出やすくなる時期。冬でも湿度入所者と会話を交わす菅(すが)先生。常勤の医師がいる安心感は何物にも代え難い。写真=貝塚 純一 文=三浦 真紀50%を保つことで、感染症の予防に対処しています。 そして昨今、気になる防災にも力を入れています。宮城や福島での同グループの経験を踏まえ、万一の時は地域の拠点になれるようにと対策。地下倉庫を設置し、加えてライフラインである自家発電を大きなものにして、フル稼働で1〜2日分の電気をキープしています。 また屋上に太陽光発電のパネルを設置。CO2削減に取り組んでいます。また雨水、井水の活用、ペアガラスを取り入れ断熱性を向上させるなど、環境にも配慮を怠りません。 美しい絵に囲まれつつ、荘園の領主のように豊かに暮らす。まさに 自慢できる ホームといえるでしょう。

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