つなぐ通信 vol.03 2013秋号
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16TSU NA GU TSUSHIN 1957年生まれ。18歳の時、バイクで全国3万キロを走破。その旅日記がきっかけでバイク、車、旅関係の著述活動を始める。87年からパリダカールラリーなどの海外ラリーに参加。00年まで2輪&4輪ラリーに挑戦。95年、朝霧高原の酪農家跡地に移住。現在は多くの動物に囲まれながら、著述業の他、講演、農業、トレイルランニング、カフェなどで活動中。自称“自然回帰型生活びと”。http://www.fairytale.jp富士山撮影:上土井 良弘さん三好 礼子さん ここ朝霧高原に移り住んだのは1995年。日本全国、1000軒ぐらい物件を探したんです。不動産情報から写真見て、現場見て。この場所を見つけた時は、ちょうど雑誌の仕事がこの近くであって、編集者と見に来たんです。 来た途端、私は「ここだ!」ってわかったの。富士山も見えない濃霧で、見えたのは廃屋だけ。それでも第六感が働いて。編集者は「礼子さんがこんな雨月物語みたいな原野に住むなんて…」と言っていました(笑)。半年ぐらVintage Caféインタビューエッセイスト・ 国際ラリースト  三好礼子3自然とつながることでエネルギーをたくさんもらえる「富士さーん、私これでいいのかな?」日々、目の前の富士山に問いかけるの。人並みならぬ体力とエネルギーの持ち主で、「何でもやりすぎちゃうの」と笑います。その完璧主義ゆえ、身体を壊した礼子さんを癒したのは、富士山麓の自然。当日、長靴姿、手には鎌といういでたちで、東京から訪れた取材陣を迎えてくださいました。

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