つなぐ通信 vol.02 2013夏号
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Vintage CaféVintage Café22TSU NA GU TSUSHIN 夫婦トーク女 優  左 時枝造形作家 市田喜一2褒め上手に乗せられて、絵画の道へ写真=貝塚 純一 文=三浦 真紀左◎私が絵を描き始めたのは15、6年前。市田さんに「絵、描けば?」って言われて、始めたら楽しくなっちゃった。市田◎ちゃんと手ほどきしたことないけど。僕が寝た後、夜中に描いているし。左◎「どこまで描いた?いいね」って褒めてくれるからつい私はその気になって。市田◎別に褒めてるわけじゃない。左◎でも私が絵を描くのは好きでしょ?市田◎どうかな(照)。こちらが刺激されることもあるんだろうけどね。左◎市田さんは手ほどきしないって言うけれど、間接的にすごく語っているの。「バックの色が深くないね」と言われたら、その一言が私の頭から離れない。絵だけじゃなくて、生活上のいろんな 深くない に。それぐらい、響くんです。市田◎こちらとしてはそんなに強い意味で言っていないんだけどなあ。感受性が強いから、そう思うんだろうね。二人で、何ごとも全力投球で楽しむから毎日が刺激だらけ。写真=貝塚 純一 文=三浦真紀左さんは油絵。市田さんは版画や立体。ご夫婦での創作活動は日々のエネルギーの素。互いをリスペクトし合い、素敵な関係を築かれている、お二人のいきいきトークをお楽しみください。

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